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英国・生命科学研究者の憂鬱

仲介業者ってありがたい。

日本で研究していると、必ず研究室に仲介業者さんという人が来ます。
ナカライや和研さんなど地域によって様々な業者さんたちがいるようです。
http://www.nacalai.co.jp/
http://www.wakenyaku.co.jp/bio/index.asp

彼らは、サプライヤーから大量購入したりして安く仕入れてくれたりするので
カタログ価格よりも安く試薬をおろしたりですとか、
旬のセール情報なんかを逐一教えてくれたりする研究のサポート役です。
また、試薬を研究室まで運んでもらえるのもとてもありがたいです。


イギリスでは原則的に仲介業者がいません。
なので、個人がサプライヤーと個別に交渉して値下げしてもらったりとか
してもらわなければいけない。これはめんどくさいです。

専用の黄色い用紙にカタログやウェブサイトから試薬の代金を計算して記入し、
値引きした物はそのquotation numberを書いたりとかして
Finance dept.に持って行くと一応注文完了です。

Financeのお兄さんたちは完全に事務方なので製品に関する知識が全くありません。
なので、間違った製品が届いたりすることもありますが、
字が綺麗でカタログ番号がしっかり書いてあれば普通は大丈夫です。


とにかく一つ一つの注文に関して融通が利かないので困ります。
それは日本も同じかもしれませんが。

サプライヤーのウェブサイトにメンバー登録しておくと値引きがかかるというので
いくつかのサイトに登録していますが、登録するともれなく送られてくる
ダイレクトメールがうざい。
みんな自動的にバルクメールフォルダに行くように指示しています。

注文していた試薬は順次ストアと呼ばれる部門に着きます。
ここは、文房具や簡単な酵素のストックもあって便利なのですが、
午前9時から午後4時(途中12時から1時半まで休憩)しかやっていないので
注意が必要です。
ホワイトボードに注文書いて、知らない間に試薬を届けてくれる
日本のシステムが懐かしいです。
by brummie | 2008-02-15 07:09 | 研究資金
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イギリスで生命科学研究をする上での愚痴

by brummie
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